はじめに
自分の子供ではない、小さなお子さんと接するときに、うまくコミュニケーションがとれずに悩んでしまう方も多いと思います。せっかく子供とコミュニケーションをとるなら、楽しく子供が喜ぶような会話をしたいですよね。
ただ、親戚の子供や友達の子供など、自分の子供ではない小さなお子さんと接する場合は色々と気を付けなければいけないことがあります。また、子供の目線にあわせて会話をすることがとても大切です。
ここでは、自分の子供ではない、身近にいる小さなお子さんと接するときの会話術をご紹介します。
子供と接する時の心構え
子供と接する際は、相手に無理強いをして会話をさせないことです。子供はとても素直なので、自分の興味のないことにはあまり反応しません。
子供と楽しい時間を過ごすのはもちろんですが、同時に相手がいけない事をした場合、自分の子供でなくてもきちんと注意して、どうしていけないのか教えてあげることが大切です。
コミュニケーションのポイント
会話するときは、目線の位置を合わせる
子供と会話するときは、相手の目線の位置に合わせると、子供も話やすくなります。小さい子供の場合は、しゃがんだりして、目線の位置を調節しましょう。立ったままだと、相手を高い位置から見下ろす形になります。子供も上を向きながら話さないといけないので、疲れてしまいます。
大げさにリアクションをする
子供が何か話したら、「すごいね!」と一言で終わらせるのではなく、「ビックリした!ほんとにそんな事ができるの?ママとパパも驚いたでしょ?」など、感情を少し大げさに伝えると、相手も喜びもっと話したいという気持ちになります。声のトーンや表情も少し大げさにするのがポイントです。
教えて? と聞いてみる
「それどうやるの?」、「教えて?」や相手が話した内容をさらに盛り上げるように「それからどうなったの?」、「教えて?」と子供に聞いてみましょう。「教えて?」と聞くことで、子供が「自分の話に興味を持ってもらえた!」と自信がつきます。そうすることで、さらに会話が進みます。
注意することも大切
子供と仲良くなるのも大切ですが、まったく同じ立場になるのはよくありません。子供が何かいけないことをしたら、きちんと注意してあげましょう。その際は、いきなり怒鳴りつけたり、「ダメ!」の一言ではなく、「それっていい事だと思う?」など、子供にどうしてダメなのか考えさせるようにすると良いでしょう。
注意点
子供は、好奇心のかたまりです。「それはしちゃダメ!」などや相手のことを否定することばかり言うと、子供のせっかくの好奇心が失われてしまいます。好奇心をさらにくすぐるような会話を心がけましょう。
また、命令口調にならないようにも気をつけましょう。子供と大人の境界線が大切といいましたが、それは子供に対して命令するということではありません。子供をきちんと叱ることは、命令したり「ダメ!」と押し付けたりすることとは違うので気をつけましょう。
自分の子供でなくても、大人は子供と接する場合は責任があります。子供を楽しませるのも大切ですが、安全に過ごせるようにきちんと心がけましょう。
アドバイス
子供と仲良く接したいけど、どうしたら良いかわからない人は、まず子供と一緒に遊ぶのが1番です。子供が好きな遊びを聞いてそれを一緒にすることで、子供との距離感が縮まります。
また、手を握ったり、ハイタッチをしたりと触れ合うことも距離を縮める秘訣です。
おわりに
以外に難しい子供とのコミュニケーションは、コツをつかむことで、楽しく会話できるようになります。ぜひ、周りに小さいお子さんがいる方は実践してみてください。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
(photo by 足成)