このところ議論を呼んでいる、電車やバスでのベビーカーの使い方について取り上げました。ベビーカーの使用に不満がある人たちの背景には、何があるのか?子連れママのおでかけにどうしてベビーカーが必要なのか?ベビーカーを広げた場合と畳んだ場合、赤ちゃんにとって安全なのはどっち?など、あさイチ独自の視点で取材。それをもとに視聴者のみなさんからファックスをいただき、どうやったらみんなが気持ちよく電車やバスを利用できるか、徹底討論しました。
■畳むのと広げるの、どっちが安全?
実際のバスを借りて時速15キロからブレーキをかけ、ベビーカーを広げたまま乗る場合と、ベビーカーを畳んで赤ちゃんを抱っこする場合の動きを比較しました。実験の結果、ベビーカーを広げて固定した場合はほとんど動きがなく、最も安全だということが分かりました。
(※あくまでも番組独自で行った実験です。)
■安全に、気持ちよく乗るには?
横浜市営バスは、10年前からベビーカーを広げたまま乗る仕組み作りを進めてきました。保護者の責任で広げるか畳めるかを選択でき、周囲の乗客にもベビーカーへの理解と協力を求めることをルール化。さらに力を入れたのが、運転手さんの車内アナウンスです。ベビーカーが乗るときにほかの乗客へ呼びかけることで、ベビーカー利用への理解が広まりママが気兼ねなくバスに乗ることができるようになりました。
ほかにも、関東の鉄道事業者がポスターを貼りだしたり、広島電鉄がベビーカー専用スペースを設けたり、安全に気持ちよくバスや電車へ乗るための取り組みが始まっています。
また、子育てNPOのママさんたちも、おでかけ教室を開催。自分たちの経験を共有したり、周囲とのコミュニケーションの取り方を話し合ったりしています。
ベビーカーおろすんジャーからのアドバイス
(1)元気な声で挨拶してから手伝うことを伝える
(2)断られたら「気をつけてね!」と爽やかに応援の気持ちを伝える
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。
製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2013年9月30日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/education/asaichi-20130930-a-003.html