長岡市と柏崎市で毒性のある「ツキヨタケ」というキノコを食べた男女4人が相次いで食中毒の症状を訴えて手当を受けました。
県は種類がわからないキノコは採ったり食べたりしないよう注意を呼びかけています。
新潟県によりますと、14日午後、長岡市の市営スキー場で採ったキノコを煮込みうどんに入れて食べた60代の男性2人がおう吐や下痢の症状を訴え病院で手当を受けました。また、柏崎市でも13日鍋に入れたキノコを食べた60代の男性と孫の中学生の女子生徒がおう吐や下痢の症状を訴え入院しましたが、いずれも症状が軽く、すでに退院したということです。県によりますと、4人が食べた
のはいずれも毒性のある「ツキヨタケ」で、直径10センチから25センチほどの紫色で、食用のヒラタケやムキタケと間違えられることが多いということです。
県によりますとこの秋、キノコによる食中毒は3件起きていますが、いずれもツキヨタケが原因でした。キノコ狩りのシーズンを迎える中、県はツキヨタケのほか、急性脳症を引き起こすおそれが否定できない「スギヒラタケ」なども自生している山もあるとして、種類がわからないキノコは採ったり食べたりしないよう注意を呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035280911.html?t=1381883622291