京都府八幡市内の焼き肉チェーン店で8月、客に牛の肝臓(レバー)を生で提供したとして、府警は15日、チェーン店の経営会社社長ら数人を食品衛生法違反(牛レバーの非加熱提供)容疑で逮捕した。
2011年に富山、福井両県で生肉のユッケを食べた5人が死亡した集団食中毒事件を受け、厚生労働省が昨年7月、牛のレバーを生で提供することなどの禁止項目を同法に追加して以降、違反者の摘発は初めて。
関係者によると、経営会社の社長ら数人は8月下旬、市内の焼き肉チェーン店で、高校生ら9人に牛の生レバーを提供した疑い。
このうち4人が食事後、嘔吐(おうと)や発熱などの症状を訴えて1人が入院し、病院側が9月上旬、府山城北保健所に連絡して発覚。保健所は生レバー摂取による食中毒とみて調べており、原因は特定できていないが、府警はすでに同店などを捜索し、生レバーの提供行為は確認できたという。
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=86437










