いわゆる「オレオレ詐欺」を未然に防いだとして、大光銀行石山支店(新潟市東区)の行員らが7日、江南署から感謝状を贈られた。
表彰されたのは清水修支店長(44)、営業担当副長の秋山徹二さん(41)、窓口営業係の中村栄さん(42)の3人。
9月26日、中村さんが東区の80代女性から電話で「500万円を用立ててほしい」と依頼を受けたが、不審に思い、秋山さんとともに1人暮らしの女性方を訪問。女性は、息子から「株で損をした」と電話があったと話し、秋山さんが息子に連絡したところ事実無根と判明した。
女性とは顔見知りで、2、3回自宅へ訪問したことがあるという中村さんは「普段と違い急いでいる様子から詐欺ではないかと思った」と振り返った。同署の音田裕司署長は「だまされていないと信じ切っている被害者を思いとどまらせる対応をしてもらった」と感謝した。
同署によると、今年の管内の特殊詐欺は、オレオレ詐欺3件、架空請求1件の計4件で被害総額は計1627万円(8月末現在)、いずれも摘発されていない。金融機関の職員が未然に防いだケースは4月以降、今回で3件目という。
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