上越市で、北陸新幹線の新しい駅で販売する駅弁を決めるコンテストの最終審査が行われ、地元の小学生が考案した駅弁が商品化されることになりました。
上越市のJR直江津駅前で開かれたこのコンテストは、再来年春に開業する北陸新幹線の「上越妙高駅」で販売する駅弁を新たな名物にしようと、地元の商工会議所が企画したものです。
5日は、出品された80の駅弁のうち、最終審査に残った3つの駅弁の審査が行われました。
駅弁は、上越妙高駅の近くにある「釜蓋遺跡」にちなんで豚肉と、上越市の特産の発酵食品をあわせて使うことが条件で、市民などおよそ100人が実際に試食して投票を行いました。
その結果、地元の八千浦小学校5年生の竹田瞳さんが考案した「越後笹ぶた弁当」が最優秀作品に選ばれました。
この駅弁は、大根の味噌漬けを混ぜ込んだ上越産のコシヒカリの上に、醤油や砂糖で味付けされた新潟県産の豚肉がのせられていて、大根のさっぱりした味と豚肉のこってりした味のバランスが評価されました。
竹田さんは、「選ばれてとても嬉しいです。新幹線の窓からの風景を見ながら、楽しんで食べてほしいです」と話していました。
この駅弁は、来年2月に商品化され、まずは商工会議所のイベントなどで販売されるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035009071.html?t=1381019230446