配膳や洗濯、ゴミ出しなど、子どもは家庭で何かしらの「お手伝い」をしているのではないだろうか。ベネッセ教育情報サイトは、小学1年生~小学6年生の保護者を対象に「お手伝い」をテーマにオンラインアンケートを実施した(アンケート期間2013年7月/回答者数895人)。
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保護者が子どもと約束している「お手伝い」のトップ3は、配膳(56.4%)、洗濯物をたたむ(30.7%)、風呂掃除(29.6%)。こうした家庭でのお手伝いを「実行する(「必ず実行する」+「ほとんど実行する」+「実行するほうが多い」)」という保護者の割合は、低学年では63.2%、中学年51.1%、高学年63.3%と、どの学年でも目立った。頼まれたお手伝いをがんばる小学生が多いことがうかがえる。
子どもが面倒くさそうな表情を見せる、という声も保護者からは聞こえるが、「子どもはお手伝いをしたほうがよいと思いますか?」との問いでは、ほぼ全員の98.9%の保護者が「よい」と回答。そこで、「誰のためにお手伝いをしてもらうか」を訪ねたところ、「お子さま(お子さま+どちらかといえばお子さま)」との答えが過半数となった(下図参照)。
【お手伝いは、「お子さまのため(教育的観点から)」「ご自身のため(家事の効率化)」のどちらに比重が置かれていますか?】
家事などのお手伝いをすることが、やがて子ども自身のためになると考えている保護者が多いということだろう。
さらに、これから経験させたいお手伝いを尋ねると「食事づくり」が59.6%と最も多く、続いて「洗濯物をたたむ(39.7%)」「買い物(39.0%)」。
親元を離れ一人暮らしをするようになれば、家事は自身でこなさなくてはならない。「お手伝いを通して、将来自立して生活するためのスキルを身に付けてほしい」という保護者の思いが感じられる結果となった。
http://news.goo.ne.jp/article/benesse/life/benesse-9527.html