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子育ての悩みを、食事で解決しませんか?【2】ちょっとしたことで感情的に

どうして本当にうちの子は、もう! 朝は寝坊すけだし、家ではいつもダラダラで、注意すれば逆ギレするし。そんな、わが子の問題、実は食事で解決するかもしれません。

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相談:CASE2――ちょっとしたことで感情的になります
最近、子供がちょっとしたことですぐキレるのが気になります。
私が何か注意すると、これまでなら「うるさいな」「わかったよ」の一言で済んでいたのが、ここ最近はいきなり激高し、時に手がつけられなくなることも。
いつもイライラしていて、学校や塾でも友達との衝突が増えたようです。思春期・反抗期だから仕方がないのでしょうか?

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■伊保子先生の脳科学診断

12歳を過ぎたころ、脳は「おとな脳」に変わります。新しい脳に慣れていないので、当然誤動作します。時に、本人も思いがけないほどのひどい言葉を発したりして、はた目には情緒不安定に見えることも。

誰にでも起こることですが、思春期型のイライラは波がある(いいときもある)し、徐々に好転していきます。それが毎日のように不機嫌でキレやすいとなると、「セロトニン」というホルモンの分泌に原因がありそうです。

セロトニンは別名「幸せホルモン」といわれる、やる気の源。これがちゃんと出ていると充足感を感じやすく、1日を通して喜怒哀楽が穏やかに訪れるため、気持ちが殺伐としにくいのです。

また、セロトニンは記憶力にも関わります。私たちの脳は、夜寝ている間に、昼間の体験を何度も再生して、知識を定着させています。そのとき、「穏やかに心が動いた」記憶が、深い知識やセンスに変わっていくのです。セロトニンが出ている子は情感が豊かになるため、キレにくいだけでなく、睡眠中につくられる知識の量も多いのです。

セロトニンは、網膜が朝日の刺激を受けることで脳内に分泌されます。したがって、早起きをすることが最も大事。ところが、その分泌量には、食べ物で大きな差が(脳科学者もびっくり!)。この件については、智春先生に指南をお願いしましょう。

■智春先生の脳食レシピ

セロトニンは95%が腸で作られます。最近では「腸は第2の脳」といわれるほど。幸せホルモンの工場である「腸」の環境を整えることがとても大切なのです。

腸の環境は、100兆個といわれる腸内細菌の、「善玉菌」と「悪玉菌」のバランスで決まります。善玉菌が優勢な腸では、ホルモン工場でセロトニンがきちんと生成されるのです。

善玉菌優位の腸にするには、乳酸菌を取りましょう。朝食に“腸食”のヨーグルトを食べるのが効果的。無糖タイプがおすすめです。市販のヨーグルトは、乳酸菌の種類はさまざま。実は、その人の腸内環境によって合う菌は違っています。いくつか試して、体調がよくなったと感じるものがいいですね。

ほかには、キムチやぬか漬け、時間が経って酸っぱくなった漬物なども乳酸菌の宝庫。納豆や味噌、醤油などの発酵食品もいいでしょう。はやりの塩麹(しおこうじ)は肉や魚を漬けこんで焼くと、おいしく、消化もよくなり一石二鳥。お弁当にもおすすめです。腸内の善玉菌の増殖を助ける食物繊維を一緒に取るとベター。レシピとしては、ヨーグルトにリンゴやバナナ、キウイを入れたり、酸っぱくなった漬物をごま油で炒めた後、スープを足し、きのこや野菜でお鍋を作るとマイルドな快腸食になります。細菌と、その増殖を助ける餌を同時に取ることは、意外に簡単ですよ。

(勝亦理美=構成 教える人:黒川伊保子(脳科学者)、佐藤智春(血液栄養診断士))

http://news.goo.ne.jp/article/president/life/president_10681.html

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