県同和教育研究協議会は6日、2012年度の新規高卒者の採用選考で、不適切な面接などが続いているとして、県や新潟労働局に対して改善を求める要望書を提出した。
同協議会によると、昨年度の民間企業の採用試験で、高卒採用者の就職差別防止のため、厚生労働省などが使用を推奨している「統一応募用紙」以外の書類を提出させたケースは68件に上った。また、面接時に「本来聞いてはいけないことになっているが、あなたの家族構成を教えてください」などと家族構成や家族の職業を聞くなど不適切な質問も568件に上ったという。
同協議会の坂井智会長(57)は「状況がなかなか改善されていない。会社側の問題意識や知識の不足が問題だ」と語った。【塚本恒】
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20130910ddlk15100046000c.html