食の安全のために農薬などを適切に管理する農場に与えられる、「JGAP」と呼ばれる認証を魚沼市の17のコメ農家が共同で取得し、報告会が行われました。
魚沼市板木のJA北魚沼で開かれた10日の報告会には、JGAPの認証を取得したコメ農家や、JAの関係者など、およそ30人が参加し、農家の代表が認定証を披露して、取得を報告しました。
JGAPとは、農業や流通の関係団体などで作るNPOが定める認証制度で、▼出荷時に、産地や品種を適正に記録するなど農産物を適切に管理しているかどうかや、▼食の安全や環境に配慮して農薬や肥料を適切に管理しているかどうかなどを審査員が直接、農場で調べます。
認証を取得することで、食の安全に対する消費者の信頼が高まり、消費拡大につながることが期待されています。
JAによりますと、穀物の部門で、17の農家が共同で認証を取得するのは珍しいということで、食の安全に向けた地域ぐるみの取り組みとしてPRしていきたいとしています。
認証を取得したコメ農家の韮沢庄一郎さんは「認証の取得にあたり、農作業の記録をつけるのが大変でした。消費者に安心してもらって、わたしたちが作ったコメを買ってもらいたいです」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034259911.html