あなたには、嫌いな人や苦手な人がいるでしょうか?その苦手感情は、かなりの確率で相手に伝わっています。これは話し方や接し方、距離感などが原因です。
相手に「嫌い」ということが伝わってしまうと、相手もやはりあなたのことが「嫌い」になってしまします。この時に、周りがとても気遣っていることに気付きましょう。あなたの「嫌い」が相手を不愉快にし、周りまでピリピリモードになっています。
このピリピリモードを打破するためにはあなたが変わらなくてはなりません。そこで関係の修復につながる、2つのことを試してみませんか?
■頼みごとで関係修復
あなたは相手に「嫌いだ」と言ったわけではありません。嫌いな空気を相手に送っていただけなのです。この空気を換えましょう。
相手に何か「頼みごと」をしてみてください。頼られると人はうれしいものです。「嫌われていなかったのでは?」と思わせるには、この方法が一番です。
相手も簡単には頼みごとを聞いてくれないかもしれません。そんな時は「あなたにしか頼めない」ことを付け加えると効果的です。「あなただから」という言葉を付け加えるだけで、相手をたてられます。
■認知的不協和理論
「頼む」ことによってもう1つ変化することがあります。それはあなた自身も「嫌い」ではなくなってくるということです。これには「認知的不協和理論」が関係しています。
「心とは反対の行動を体がすると、体のほうに心が向いてくる」という不思議な現象です。相手もそれは同じことです。
嫌いな人からの欲求を、受けいれられた瞬間に、「嫌いなのに頼まれごとを引き受けてしまった」という葛藤が生まれます。
その葛藤は体の行動を認めはじめます。よって二人とも、良い方向へと考えが向かうのです。
いかがですか。誰にだって嫌いな人や苦手な人はいるでしょう。しかし、嫌いである空気は周りも相手も不快にして、良いことなんて1つもありません。
一方、少しだけ優しくなって、相手に歩みよることで、周りの空気まで変えてくれます。嫌いな相手がいる方は、その感情が周りに伝わってしまった時のことも考えて、少しだけ「優しい気持ち」で行動してみてください。
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