野菜は旬のものが一番!これはよく聞くけれど、なんで旬のものがいいのか深く考えたことありますか?
旬はその食材が一番多く収穫できる時期で、かつ、もっともおいしくなる時期と考えられているけれど、ホントのところはどうなのでしょう。
実は、旬の野菜と季節外れの野菜の栄養価についての調査が行われていたんです。
関東地方のスーパーマーケットやデパートの店頭に並ぶ野菜のなかから、毎月同じ野菜を一年間購入し続け、栄養分の含有量を測ったそう。
野菜は男爵イモ、カボチャ、キャベツ、サヤインゲン、セロリ、トマト、ニンジン、ピーマン、ブロッコリー、ホウレン草の10種類。
●変化のなかった栄養
全体を通して、ミネラルや水分量はあまり変動がなかったとか。ただし、冬が旬の野菜は、夏物になると水分が増える傾向にあったそう。
●変化した栄養
カロテンとビタミンCは大きな変動が見られたとか。例えば、ニンジンとトマトのカロテン含有量は、最も低い月が最も高い月の半分以下。ブロッコリーでは、約3分の1まで減少。
また、ジャガイモのビタミンC含有量は、最高月が38mg/100g、最低月が8mg/100gと激減。冬が旬のホウレン草も夏物では3分の1に、ブロッコリーでは約半分に減ったとのこと。
ちなみに、ハウス栽培の多いピーマンは露地物と比較して、輸入品が多いカボチャは国産と比較して、ミネラルもビタミン類もあまり変動が無かったんです。
研究者らは、旬か季節外れかどうかだけじゃなく、ハウス野菜と露地野菜、国産野菜と輸入野菜の栄養価の違いについても、引き続き調査を拡大していきたいと意欲的。
とはいえ、体にとっては、夏が旬の野菜は体を冷やす傾向に、冬が旬の野菜は体を温める傾向にあります。旬の野菜を食べることは、理にかなっているということですね。
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-619166.html