メールや電話はもちろん、LINEやフェイスブックをチェックしたりと、一日中ほぼフル稼働状態となるスマートフォン。使い方によっては、会社に着くまでの間にかなりバッテリーを消耗してしまう場合もあるだろうし、寝る前の充電を忘れたため手持ち無沙汰になった経験がある人も多いだろう。こんなときに知っておくと便利なのが、無駄なバッテリー消費を抑え、稼働時間をできるだけ長くするための“節電テクニック”だ。ちょっとした工夫で、残り少ない電力を有効に利用することができるようになる。
まず、基本として覚えておきたいのが必要のない機能をオフにすること。最近のAndroid端末なら、ステータスバーを下にスライドさせると表示される「通知領域」にWi-FiやGPSのオンオフを切り替えるボタンがある。屋外でWi-Fiを使わない場合や地図など位置情報が必要なアプリを使わないなら、これらをオフにしておくことで電力消費を抑えることが可能だ。
もし、ゲームで遊ぶだけでよいなど、通話やネット接続も必要ない場合は「機内(フライト)モード」をオンにするのも有効。Wi-Fi、GPS、ネット接続、通話の各機能が同時に遮断されるので、かなりの節電効果が得られる。ただし電話もできなくなるので、後で機内モードをオフにしておくことを忘れないように注意しよう。
一方、普段から電力消費を緩やかにしたい場合に有効なのが、画面の明るさの調整。当然暗くすればするほど節電になるが、あまり暗くすると、屋外などで見にくくなってしまう。そこで便利なのが、周囲の明るさに応じて画面の明るさを変えてくれる自動調整機能。OSのバージョンが新しければ、自動調整をする際の基準となる画面の明るさをスライダーで指定することもできる。やや暗めくらいを基準として自動調整するだけで、バッテリーの減り加減がかなり遅くなるはずだ。さらに細かく設定したいなら、使っていないのに起動してしまう不要な常駐アプリを終了させておくのも節電の効果がある。
こうした操作はOSの設定画面で行えるが、すべての手順を覚え、小まめに手動で実行するのはかなり面倒。なるべく楽ちんに節電したいなら「節電♪長持ちバッテリー」や「Snapdragon BatteryGuru」といった、バッテリー節約アプリをインストールしておこう。特に「節電♪長持ちバッテリー」は、画面デザインもかわいらしく、設定画面にわかりやすい解説がついているので、初心者にもオススメ。スマホのバッテリー切れで悩んでいる女性に教えてあげたら、ポイントアップになるかもしれないぞ!?
(石井敏郎)
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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