オイルによってその健康効果や、ふさわしい調理の仕方が異なります。ここではオリーブ油、キャノーラ油、ぬか油、ココナッツオイル、亜麻仁油を説明していきます。
●オリーブ油
オリーブ油は地中海料理には重要な油で、心臓病やがんのリスクを減らし、また寿命もあげるという研究結果も出ています。それだけでなく、オリーブ油に含まれる多価不飽和脂肪がうつ病を減らすことも分かっています。
使い方:精製されていないエクストラバージンオリーブ油を選び、高温に弱いので長時間調理しないように。料理の最後に入れるのがおすすめ。
●キャノーラ油
オリーブ油よりも優れている点は、キャノーラ油のはオメガ3が含まれていることと、高温での調理も可能なこと。
使い方:特有の匂いや味もなく、高温にも強いので炒め物に向いている。
●ぬか油
多価不飽和脂肪で、トランス脂肪酸も含まれておらず、ビタミンや抗酸化物質が含まれています。コレステロール値を下げたり、免疫力を高める効果も。
使い方:特有の味もなく、高温にも強いため、かなり万能な油。炒め物はもちろんのこと、揚げ物にはこの油をぜひ使いたい。
●ココナッツオイル
心臓協会は推奨していませんが、適度に取ると良い効果も。92%が飽和脂肪ですが、そのほとんどが母乳に含まれているラウリン酸で、これは抗ウイルスや抗バクテリア効果があり、消化にも良い。賛否両論あり、まだ研究段階中。
使い方:タイ料理やケーキ、クッキーなどに、時々使って。高温に強く200度まで調理可能。低温処理のものやエクストラバージンココナッツオイルを選んで。
●亜麻仁油
植物油のなかで最も多くオメガ3アルファリポ酸を含む。しかしこれは魚からとった方がいいという声も。更年期障害やADHDの症状を軽減するとも言われていますが、まだ研究段階中。
使い方:命は救わないかもしれないけど、害になることはない。酸化しやすいので、加熱調理はせず、サラダのドレッシングとして使って。
※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Which cooking oils are healthiest?
http://health.ninemsn.com.au/family/cholesterolhealthcentre/8232957/a-beginners-guide-to-cooking-oil
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-561706.html