県内の高校生の卒業後の進路は、専門学校への進学や就職の割合が増える一方、大学に進学する割合は減っていることがわかり、県教育委員会では、「長引く景気の低迷から、資格の取得や収入の確保につながると考えたためではないか」と分析しています。
県教育委員会は、平成22年からことし春までの、県内の公立高校の卒業生の進路について調べました。それによりますと、この春、専門学校に進学した卒業生の割合は28%と、3年前に比べて2・4ポイント増加し、就職した卒業生も17・1%と、1・4ポイント増加しました。一方、大学や
短大に進学した卒業生の割合は45・7%と、3年前に比べて2・7ポイント減少しました。
これについて、県教育委員会では、「長引く景気の低迷で、卒業生としては、学費の負担が大きい大学に進学するよりも、専門学校や就職のほうが資格の取得や収入の確保につながりやすいと考えたためではないか」と分析しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033769031.html