平安時代の陰陽師(おんみょうじ)、安倍晴明をまつる晴明神社(京都市上京区)が、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる水木しげるさんの描いた漫画小冊子「安倍晴明公伝」を、古典の日(11月1日)に合わせて全国の中学校に無償配布する。
小冊子は「マンガ日本の古典9 今昔物語(下)」に描かれた晴明の登場部分を、出版元の中央公論新社と作者の水木さんの協力を得て、晴明神社が抜粋。A6判34ページにまとめ、平成21年に発行した。
今回は、昨年制定された古典の日を盛り上げるとともに、修学旅行で京都を訪れる中学生に晴明のことを知ってもらおうと、希望する中学校への無償配布を決めたという。
今昔物語には、幼少期に夜道で鬼を見たり、術によってカエルを殺してみせたりといった晴明の逸話が紹介されている。晴明神社は「水木さんの漫画によって、古典と晴明公に関心を持ってもらえれば」としている。総数1万冊、各校250冊まで。申し込みは9月30日までに晴明神社サイトの特設ページ(http://www.seimeijinja.jp/manga)。多数の場合は抽選。
産経新聞
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/snk20130814112.html