新潟市の飲食店が提供した弁当を食べた20代から30代の男女5人が下痢やおう吐などの症状を訴え、一部の人から腸炎ビブリオと呼ばれる細菌が検出されたことから、新潟市保健所は集団食中毒と断定し、店を12日から3日間の営業停止処分にしました。
営業停止処分を受けたのは、新潟市中央区の飲食店、「三宝飯店」です。新潟市保健所によりますと、今月2日の昼、この店で提供された弁当を食べた20代から30代の男女5人が下痢やおう吐などの症状を訴えました。新潟市保健所で調べたところ、このうち3人から腸炎ビブリオと呼ばれる細菌が検出され、20代の女性が一時、入院しました。保健所は集団食中毒と断定し、店を12日から3日間の営業停止処分にしました。三宝飯店は「同じことが起こらないよう、古くなった調理器具や調理場などを改修し、再発防止に努めたい」としています。腸炎ビブリオは海水や海中の泥に潜む細菌で夏になると集中的に発生することから、保健所ではなま物を調理した器具をよく洗うなどして、感染を防ぐよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033714851.html