風疹の流行に伴い、ワクチンの不足が懸念されていた問題で、厚生労働省は9日、流行は収まる傾向にあり、ワクチンの接種者も減ったとし、懸念は回避できるとの見通しを示した。
同日開かれた専門家会議で明らかにした。
流行の中心は、20~40代の男性で、今年1月から先月末までに昨年の5倍超の1万3344人の患者が報告されている。
大人が受ける任意接種の延べ接種者数は例年、年間約30万人だが、今年5月と6月は、それぞれ約32万人、約36万人が接種。1か月で例年の年間接種者数を超え、今月末にもワクチンが足りなくなる懸念があった。
しかし、6月以降、患者数は減り始め、先月の任意接種の接種者数は延べ約15万人に減少。約67万本の在庫があり、増産態勢に入っていることなどから、全国的なワクチン不足は回避できると判断した。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20130809-567-OYT1T00892.html