[ カテゴリー:医療, 生活 ]

「睡眠時の呼吸問題は、アルツハイマーにつながる」―英研究

日々の健康にとって最も大切な睡眠。なんと、アルツハイマーにもかかわっていそうなことが、このほどの研究でわかりました。

 

【食事・睡眠・エッチに適した時間】

 

寝ている時に呼吸が乱れていると言われたことはありますか?また、あなたのパートナーやご両親はいかがですか?もしかしたらそれは、最も早く現れるアルツハイマーのサインかもしれません。

 

就寝時の呼吸の問題で最も知られているのが「睡眠時無呼吸症候群」。イギリスでは、中年男性の4%、中年女性の2%が該当すると言われます。定期的に呼吸が止まり、多くの場合大きないびきを伴います。

 

アメリカでは、中年の男女の10~20%が睡眠時の呼吸障害を持っているのだそう。さらに65歳を超えると急増するそうです。「なぜこんなに多くの人に現れるのかはまだわかっていません。ただ、その一部の人にごく初期のアルツハイマーの症状が現れています」と研究者は明かします。

 

71歳の、認知症の症状がない男女68人を調べたところ、4分の1に睡眠時の呼吸障害が、半数の人にも軽い症状がみられたそうです。

 

さらに彼らの脳漿(のうしょう)や脳のスキャンをとって調べてみると、呼吸障害のある人にはアルツハイマーを示す傾向がみられたそうです。

 

また、記憶をつかさどる「海馬状隆起」がほかの人よりも小さいことが多かったそうです。認知症の症状はなくても、ごく初期のアルツハイマーと言えます。

 

睡眠時の呼吸障害がアルツハイマーを引き起こすのか、その逆なのか、ということは、実はまだ分かっていません。身近に睡眠障害を持った人がいる方には、今後の研究の成果が気になるところですね。

 

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

 

参考:Sleeping problems linked to Alzheimers – research
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=10884794

http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-487271.html

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