NTTドコモは29日、緊急地震速報などの受信に利用する「エリアメール」用アプリの新バージョンを公開した。一部機種において、緊急地震速報の受信時に、専用ブザー音の鳴動後に「地震です」という音声案内が流れるようになる。
現在は多くの携帯電話に、専用ブザー音による緊急地震速報の受信機能が搭載されている。しかし、気象庁が実施したアンケート調査によると、ブザー音の意味が分からない、ブザー音が鳴った後にどう行動してよいか分からないという回答者が少なからずいた。この結果を受け、NTTドコモをはじめとした携帯電話キャリア各社では、ブザー音の後に人間の声で「地震です」と案内するようにサービス仕様を変更すると7月11日付けで発表していた。
音声ガイダンス付き緊急地震速報を受信するには、端末に専用アプリを導入する必要がある。アプリに対応する機種のリストもドコモのWebサイトで公開中。それによると、2013年夏モデルのほか、製品型番の末尾が「D」あるいは「E」のAndroidスマートフォンないしタブレットであれば、一部機種を除く大半が対応している。また、一部機種では本体バージョンアップ作業が必要になる場合がある。
なお、実際の警報音声についても、ドコモのWebサイトで聞くことができる。
http://news.goo.ne.jp/article/impress/trend/impress-2013072902.html