あるアメリカの調査で、低脂肪乳は通常のミルクより太りにくいとはいえないことが分かりました。驚きの調査結果と、思わず納得の根拠とは?
牛乳やヨーグルトを選ぶとき、健康のために低脂肪タイプを選ぶ、という方も多いと思います。脂肪分とカロリーだけをカットして、その他の栄養素は牛乳と同じなのだから、身体にとってはこちらがいいのは当たり前、と思っていませんか?
ある調査では、スキムミルクまたは脂肪分1%以下の乳製品を摂取している子供と、脂肪分2%以上の乳製品を摂取している子供のグループを比較すると、前者の方がやや体重が重いという驚きの結果が出たそうです。それも、地域や人種に関わらず。
そして意外にも、低脂肪の乳製品は通常の乳製品に比べて太りにくい、ということを裏付けるデータは、ほとんど存在していないのだとか。
この理由としては、次のことが考えられるそうです。
(1)もともとわれわれの身体は、脂肪分の残った乳製品から必要な栄養だけを摂取する仕組みを持っており、脂肪分の多い乳製品を飲んだとしても、すべてのカロリーを吸収しない。
(2)加糖ヨーグルトなどの場合、低脂肪の製品は、風味を補うために砂糖を添加する量が増える。
また、見過ごせないのはその他の栄養素への影響です。乳製品に多く含まれるビタミンA、D、E、Kは脂溶性のビタミンであり、脂肪分と一緒に摂(と)らなければ身体に吸収されません。
栄養表示に記載されていても、それがすべて身体に吸収されるとは限らないのです!
一筋縄ではいかない、ミルクと私たちの関係。さあ、これを読んだあなたはどちらを選ぶ?
※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Trim milk could be making you fat ・research
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=10895452
マイナビウーマン
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/medical/mynaviwomen-381316.html