東京都調布市立小学校で昨年12月、乳製品アレルギーを持つ5年生の女子児童が給食後に死亡した問題を受け、都は24日、乳幼児や児童生徒が集まる施設の緊急対応力の強化を図り、食物アレルギー症状の緊急性の見分け方や対応手順などを分かりやすく解説したマニュアルを作成したと発表した。
マニュアルはA4サイズの冊子で全8ページ。これまでも食物アレルギーに関するガイドブックはあったが、緊急性の高い症状に特化した内容になっている。
マニュアルでは、緊急性が高いアレルギー症状の内容を具体的に記載。一つでも当てはまる場合、症状緩和のための注射型補助治療薬を迷わず使うことなど、さまざまな状況に応じた対応方法を解説している。
使いやすいチェックシート方式になっており、8月1日から順次、都内の保育所や幼稚園、小・中学校、高校などに配布される。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/snk20130725528.html