看護師不足が深刻となるなか、この春、県内の高校から県外の大学や専門学校の看護課程に進んだ学生のおよそ30%が、県内での進学を希望しながら、定員が少ないなどの理由で断念していたことが、県の調査でわかりました。
新潟県によりますと、ことし3月に卒業した県内の高校生およそ2万1800人のうち、大学や専門学校の看護課程に進学した人は、931人いました。このうち県外に進学した191人に、高校時代の希望を尋ねたところ、31%にあたる59人が県内の学校への進学を希望していたにもかかわらず、看護課程の定員が少ないなどの理由で、県内への進学を断念したと回答したということです。県によりますと、県内の大学などの看護課程の募集定員はおよそ1000人ですが、県外から進学する生徒もいるため、十分ではないということです。これを受けて、県は、今年度から、看護課程がある学校に対し、定員を増やすよう要望していて、将来的な看護師不足の解消につなげたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035954801.html?t=1373934931403