新潟県中越沖地震から16日で6年となるのを前に、将来、大規模な災害が起きた際、過去の経験をどう活かせるかを考える討論会が柏崎市で開かれました。
この討論会は、新潟県と柏崎市それに刈羽村が企画し、柏崎市の産業文化会館におよそ180人が集まりました。
15日は、市民活動を支援するNPO法人や避難者の交流施設、それに新潟県の泉田知事など6人が討論に参加し中越地震と中越沖地震の経験から得られた教訓や、大規模な災害が起きたときへの備えについて意見を述べました。
泉田知事は「2度の震災で、災害は一度たりとも同じ顔を見せないことを痛感した。物資の提供やボランティアの派遣など現場のニーズに合わせた対策が必要だ」と述べました。
福島からの避難者を支援するサロンを運営する増田昌子さんは「災害時の家族の集合場所を日ごろ話し合ったり、車のガソリンをいつも満タンにしておくことが大切だ」と訴えました。
討論会を見た市内の70歳の女性は「家族で常に話し合うことが大事だという話が参考になりました。いざという時になったら、決めた場所に逃げたいと思います」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035798181.html?t=1373934576717