新潟県中越地震と東日本大震災の際に支援しあった経験をいかし、小千谷市は、千葉県の浦安市と、大規模な災害が起きた場合、互いに救援物資の提供したり避難者の受け入れたりするための応援協定を結びました。
11日は、浦安市の松崎市長が、小千谷市役所を訪ね、小千谷市の谷井市長とともに協定書にサインしました。
2つの市では、9年前の新潟県中越地震で、浦安市が、小千谷市に、救援物資を提供したり職員を派遣したりしたのに対し、おととしの東日本大震災では、小千谷市が液状化現象で大きな被害を受けた浦安市に、給水車を出したり職員を派遣したりする支援を行いました。今回の協定は、こうした経験をきっかけに結ばれ、どちらかの市で、大規模な災害が起きた際、食料や生活必需品などの提供、復旧のための職員の派遣、それに避難者を受け入れる施設を確保することなどが盛り込まれています。
小千谷市の谷井市長は「この協定で、災害の際に、的確な支援がより迅速に行えるようになることを期待したい」と話していました。また浦安市の松崎市長は「東日本大震災で、広域連携の重要性を実感した。協定をきっかけに市民レベルの交流も深めてほしい」と話していました。
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