燕市は、東日本大震災の被災地の福島県南相馬市との間で、大地震などの災害時、被災した側に救援物資を送るなどの相互援助協定を結びました。
5日、燕市役所で協定の調印式が行われ、燕市の鈴木力市長と南相馬市の桜井勝延市長が協定書に署名して握手を交わしました。
今回の協定は東日本大震災と原発事故のあと被災地の南相馬市から燕市に最大でおよそ170人が避難し、その後も市民どうしの交流が続いていることがきっかけで結ばれました。
協定では大地震などの災害が起きた時、被災した側に食糧や生活用品などの救援物資を送ったり、職員を派遣したりすることになっています。
燕市の鈴木市長は「南相馬市との間でうまれた絆を大事にして、災害に備えていきたい」と話していました。
また、南相馬市の桜井市長は「東日本大震災ではこれまで燕市に大変お世話になってきた。南相馬が元の姿に戻るにはまだ時間がかかるが、燕市で何かあった際には最大限の協力をしたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035666951.html?t=1373069743625