熱中症で救急搬送された人が6月末までに全国で4200人を超え、昨年の倍のペースで増えている。暑さが厳しくなる7月は例年、患者が急増する傾向がある。
政府は今年初めて7月を「熱中症予防強化月間」に指定し、「こまめに水分補給を」と呼びかけている。
総務省消防庁によると、5月27日から6月30日の搬送人数は4278人で、昨年同時期の2・2倍。6月中旬、関西を中心に暑い日が続いたのが主な原因とみられる。昨年も7~9月に4万3864人が搬送され、2008年の調査開始以来、2番目に多かった。
気象庁はこの週末、関東地方を中心に気温が上昇すると予測。7日は、埼玉県熊谷市で37度、東京で34度になるとして注意するよう呼びかけている。
YOMIURI ONLINE
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