原子力規制委員会の田中俊一委員長は4日、東京電力が早期再稼働の意向を表明している柏崎刈羽原子力発電所6、7号機(新潟県)について、「知事が納得していないようなので、簡単には再稼働しないと予測される」と述べた。
外国メディアを対象に都内で開かれた記者会見で、地元の泉田裕彦知事が再稼働に反発している点を踏まえて答えた。
再稼働は、規制委の安全審査の後、政府が地元自治体の意向を踏まえて決める。田中氏は「再稼働(の判断)は規制機関のミッション(業務)ではない」と述べ、東電が申請した場合、規制委の業務である安全審査は「技術的、科学的に速やかに進める」と語った。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/education/20130704-567-OYT1T01163.html