[ カテゴリー:社会, 福祉 ]

赤い羽根:くまモン「救世主」に ピンバッジに注文殺到

赤い羽根共同募金への寄付額が全国で低迷する中、熊本市共同募金委員会のPR作戦が功を奏している。“救世主”となったのは、ここでも「くまモン」。赤い羽根を持つくまモンをデザインしたピンバッジ(1個500円)を発売すると全国から注文が殺到し、寄付額は2年連続で増加に転じた。さらに、くまモンのイラストと「赤い羽根共同募金」の文字が入った交通安全グッズを無償で配り、寄付の掘り起こしを進めている。

共同募金は毎年10~12月に集められ、高齢者や障害者らを支援する活動や施設などに配分される。災害時などを除き、都道府県ごとに集め、その地域で使われている。

しかし、景気低迷で法人からの寄付が減り、自治会を通じて募る住民の寄付も地域の人間関係の希薄化で減少。歳末たすけあいを含む全国の募金総額は2000年度248億円だったが、10年度は197億円まで落ち込んだ。10年間で50億円以上減ったことになる。

熊本市の場合も、00年度に約8000万円だったが、10年度は約5600万円まで減った。このため同委員会は11年、くまモンピンバッジ6000個を作り、売り上げを全額寄付に充てて寄付額の足しにしようと考えた。

発売間もない同年11月、くまモンが全国の「ゆるキャラグランプリ」で優勝し、その人気も一躍「全国区」となってピンバッジはあっという間に完売。その後も4000個を追加発注したが、予約でいっぱいになり、11年度の寄付額は約5900万円に伸びた。

昨年度も、くまモンとハローキティのコラボによるピンバッジの売り上げが好調で、寄付額は約6300万円になった。今年度は、くまモンと県の特産品を合わせたピンバッジを企画中だ。

一方で同委員会は今年4月、共同募金の文字とくまモンのイラストが入った黄色のランドセルカバー9000枚と、子供の登下校時に使う横断旗6000本を地域の交通安全協会に無償で配った。

子供たちが使う物にくまモンのイラストを使って大人の目を引きつけ、共同募金への関心を高める狙いだ。同委員会は「特に寄付離れが進む若い子育て世代に募金の意義を知ってほしい」と説明している。

http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/life/education/20130702k0000e040166000c.html

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

コメントする

Facebook にシェア
[`tweetmeme` not found]

団体理念  │  活動展開  │  団体構成  │  定款  │  プライバシーの考え方  │  セキュリティについて  │  事業  │  メディア掲載  │  関連サイト  │  お問い合わせ

copyright © JMJP HOT TOWN Infomaition Inc. All Rights Reserved.   NPO法人 住民安全ネットワークジャパン

〒940-0082 新潟県長岡市千歳1-3-85 長岡防災シビックコア内 ながおか市民防災センター2F TEL:0258-39-1656 FAX:020-4662-2013 Email:info@jmjp.jp