十日町市の水道水から国の基準を超えるヒ素が検出された問題で、市が水質検査を行った結果、値が基準以下となったことがわかり、来週にも水道の利用が再開される見通しとなりました。
5月、十日町市の仙之山や平、それに塩野など5つの地域のあわせて64世帯が水道水として使っている「東下組簡易水道」から国の基準を超えるヒ素が検出され市は、ただちに健康に影響が出ることはないとしていますが、住民に飲料水としての利用を控えるよう求めています。市は水道水に薬剤を投入しヒ素の除去を進めていて21日、その効果を確かめるため水質検査を行いました。検査の結果、ヒ素の量は1リットルあたり0・01ミリグラムと基準以下になっていることがわかりました。
十日町市は今後、水道管にたまった水を抜く作業を進め、来週にも飲料水としての利用が再開できる見通しだということです。
この間、市は大型の水槽を設置して給水作業を行うことにしています。十日町市上下水道局の森治局長は「一刻も早く水道を再開できるよう有害物の除去作業を進めたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035452161.html?t=1371854182149