新潟市は28日、農業の多角化を目指す農家を支援する市農業活性化研究センターを同市南区に開設する。事業拡大を目指す農家に、農産物の食品加工技術や販売方法、観光農園への参入方法などさまざまなノウハウを提供する。専門家も配置し、農家の相談に乗るとともに食品メーカーや流通業者などとのマッチングも行う。
同センターの総事業費は21億円で、温室や栽培ハウスも備えており、試験栽培もできる。農業経営の専門家である新潟大の伊藤忠雄名誉教授が名誉所長に就任し、直接相談に応じる。28日に開所式を行い、7月から業務を始める。篠田昭市長は「攻める農業に転換するための場だと思って、どんどん相談に来てほしい」と話している。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130616/ngt13061602020001-n1.htm