県は12日、上越市と新潟空港(新潟市東区)を約2時間半で結ぶ「新潟空港直行ライナー」と名付けた乗合タクシーの運行を7月13日から試験的に始めると発表した。上越地区から同空港への交通の便をよくし、空港利用者の減少に歯止めをかけたい考えだ。
県によると、06年度に約126万人だった同空港利用者は11年度は86万人まで減少。12年度は98万人まで戻したが、このまま空港の利用者が減れば運行本数が減る恐れもある。このため、比較的利用者の少ない上越地区からの利用者を増やそうと、直行ライナーの運行を上越市ハイヤー協会に委託した。
乗降場をJR直江津駅前、同高田駅前、上越インター富岡バス停に設け、往路は直江津駅前を午前5時半発と同10時発の1日2便。復路は空港を午前9時、午後1時半、同8時半に出る1日3便とする。国内線だけでなく国際線との接続も考えてダイヤを組んだ。運賃は1人3000円(6歳未満無料)。事前予約制。予約申込先は決まっていない。県空港課は「利用者を増やし、新潟空港の拠点性を上げたい」としている。
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