見た目トラフグ…「まがいフグ」にご注意 山口
山口県を代表する高級魚トラフグなどと見た目は似ているが、実際は違う「まがいフグ」が、山口県の瀬戸内海海域で多く見つかっている。トラフグで無毒の部位も毒がある場合があり、県は流通させないよう注意を呼びかけている。
まがいフグは、異なる種類のフグから生まれた「中間種」のこと。多いのはトラフグとマフグの中間種で、トラフグの体にあるトゲや大きな「黒紋」を引き継ぐ一方、体の側面にある側線がマフグ特有の黄色だ。漁師や仲買人でも暗い所ではトラフグと見分けにくい。
一番の問題は安全な部位がわからないこと。トラフグは肝臓や卵巣に強い毒があるが、皮は無毒。一方マフグは皮に強い毒を持つ。山口県水産研究センターによると、トラフグとマフグから生まれたまがいフグの皮から、フグ毒(テトロドトキシン)が検出された。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/SEB201306130040.html