新潟県内の稲の育ち具合は晴天が続いていることなどから、これまで順調に育っていることが県の調査でわかりました。
これからの夏の暑さに耐えられるよう、稲の育ちすぎを抑えるために、新潟県は水田から一時的に水を抜く「中干し」を徹底するよう農家に呼びかけています。
新潟県は、田植えの後から稲刈りまでの稲の育ち具合について県内全域で定期的に調査しています。県によりますと、10日の時点での県内の稲は、先月中旬から晴天が続いていることなどから、県内全域で順調に育っているということです。
このうち主力品種のコシヒカリは、▼稲の丈は平年並みの一方で▼茎の数は「多い」か「やや多い」ということです。
稲が早い時期に育ちすぎると栄養不足になってこれからの厳しい暑さに耐えられず、品質に影響が出るおそれがあるため、県は、田植えから1か月を経過した地域では稲の育ちすぎを抑えるために、水田の水を一時的に抜いて田んぼを乾かす「中干し」をするよう農家に呼びかけています。
県内産のコメは、去年は夏の猛暑などの影響でコシヒカリの品質が全国の他の産地と比べて低い水準にとどまり品質の安定が課題となっていて、県は対策を徹底するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035194271.html?t=1370982264152