東日本大震災から2年3か月となった11日、福島県伊達市が新潟県で避難生活を続けている人からの相談を受け付ける窓口を新潟市に開設しました。
相談窓口が設けられたのは新潟市東区の避難者の交流施設、「ふりっぷはうす」です。
伊達市市民生活課の菅野智恵子課長が施設の入り口に相談窓口の看板を掲げました。
窓口は週2回開設され、▼ふるさとの除染の状況などについて情報を提供したり、▼市民からの生活相談に応じたりするほか、▼避難者同士が交流する催しも予定されているということです。
福島県伊達市によりますと、震災から2年3か月となるいまも800人あまりが市の外に避難していて、新潟県内では70人が避難生活を続けているということです。こうした窓口が設置されるのは新潟県内では初めてで、伊達市は今月中に山形県山形市と米沢市にも窓口を設置することにしています。伊達市市民生活課の菅野課長は「窓口を通じて、市内の除染や環境整備が進んでいるという現実を知ってもらい地元に戻るきっかけにしてほしい」と話していました。窓口は毎週火曜と木曜の週2回、午前10時から午後4時まで開かれています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035036771.html?t=1370982044559