熊本県は7日、人吉市に設置した微小粒子状物質「PM2・5」の測定機が異常値を検出したとして、同日午前の測定値の一部をホームページから削除した。測定機の内部にクモが入り込んだことが原因とみられる。
環境保全課によると、人吉保健所の測定機で7日午前3時の1時間値が大気1立方メートル当たり332マイクログラムを観測。国の暫定指針の1日平均70マイクログラムを大きく超えた。
その後、午前4~8時には約0マイクログラムなどの数値を観測。いずれも近隣地の数値と大きくかけ離れていたため、異常値と判断、削除した。
環境保全課が確認したところ、測定機の内部からクモの死骸が見つかった。機器修復後の午前11時からは正常な測定値に戻ったという。クモはメンテナンスの際に入り込んだとみられ、同課は管理会社に注意喚起した。
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130607/bdy13060717240002-n1.htm