ライフメディアは、未就学の子どもがいる20代・30代の全国男女1,200人を対象に、「保育園・幼稚園に関する調査」を実施した。調査期間は4月30日~5月6日。
●6割にのぼる人が「保育園不足」を実感している
「保育園不足」を実感するかたずねたところ、「とても実感している」が16.3%、「実感することがある」が40%となり、半数以上が「保育園不足」を実感していることがわかった。
また、同様に「幼稚園不足」を実感するかたずねたところ、「とても実感している」が6.6%、「実感することがある」が26%となっている。
●子どもが病気になった時、用事や仕事があった経験がある人は半数にのぼる
子どもが病気になったとき、外せない用事や仕事があった経験についてたずねたところ、49.3%が「ある」と回答。
また、その場合の対応方法についてたずねたところ、66.6%は「近くの親族に預ける」と回答したが、40.2%は「用事や仕事をあきらめる」と回答した。「病児保育施設・サービス」を利用する人は8.6%程度にとどまっており、そのような施設が足りていない、近くにないという回答があげられている。
●充実・改善してほしい保育制度は「経済的負担の軽減」
保育制度について「充実・改善してほしい」ことをたずねたところ、「保育料の補助など経済的負担の軽減」が54.5%で最多。ついで、「待機児童の解消(38.1%)」「時間外・延長保育の充実(36.3%)」となった。
●「5年間で待機児童ゼロ」を期待している人は半数にのぼる
安部首相は4月、子どもが1歳半になるまで認められている「育児休業」を3歳までのばし、「5年間で待機児童ゼロ」をめざす方針を決定。
これについて期待するかを聞いたところ、「育児休暇3年」については、「期待している(40.3%)」「期待していない(39.6%)」がいずれも4割程度で、「そんなに長くなくて良い」「(男性も含め)育児休暇自体を取得しやすい環境を」などの回答がよせられている。
「5年間で待機児童ゼロ」については、51.8%が「期待している」と回答したことから、待機児童の解消は、多くの人に期待されていることがわかった。
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-92369.html