魚沼市のスキー場で、起きた地滑りについて、国土交通省の湯沢砂防事務所は地滑りの拡大を防ごうと、土砂が動く原因になっている地下水を抜くための対策工事を18日から始めました。
今月7日に魚沼市大白川の、今シーズンの営業を終えたばかりだった大原スキー場で確認された地滑りでは、国土交通省の湯沢砂防事務所が現場にカメラなどを設置して監視を続けています。
1キロほど離れたふもとの集落に被害が及ぶおそれは今のところないということですが土砂は現在もわずかながら動き続けています。今後さらに土砂が動いて、ふもとの守門川に大量に流れ込めば川が氾濫するおそれもあることから、湯沢砂防事務所は土砂が動く原因になっている地下水を抜いて量を減らすための穴を開ける工事を行うことになりました。
現場では、18日午後から大型の重機を使って穴を開けるためのボーリング作業が始まりました。
排水のための穴は土砂の周囲の5か所に、あわせて34本開けられることになっていて、工事は1か月ほどで終わる予定です。
湯沢砂防事務所は、今後、現場の地質も詳しく調べ、さらに必要な対策を検討することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034653081.html?t=1368903040796