新潟県村上市と山形県鶴岡市にまたがる山「日本国」(標高555メートル)の山開きに合わせ、新潟県などが「日本国征服証明書」と題した登頂証明書の発行を企画したところ、約50件の批判が寄せられたことが分かった。新潟県は3日夜、名称を「日本国登頂証明書」に変更すると発表した。
県村上地域振興局によると、地元では三十数年前から、毎年5月5日の日本国の山開きを愛着を込めて「征服登山」と呼んでいる。県と地元市民団体は、地域振興の一環として登頂証明書の発行を企画し、名称に「征服」を取り入れた。
ところが、県が4月24日に発表すると、「征服という言葉には違和感がある」「(尖閣問題など)領土問題で揺れている時期に不謹慎」などの否定的な意見が、メールや電話で寄せられたという。
県の担当者は「山開きの日に現地での混乱を避けるため、一般的な言葉に変更した」と説明している。
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