小千谷税務署で、自治体が差し押さえていた税金の還付金のうち、44人ぶん、あわせて138万円を自治体に支払わず、そのまま還付していたことがわかりました。これは、小千谷税務署の五十嵐毅署長が記者会見をして明らかにしました。
それによりますと、今月11日、小千谷税務署に、「差し押さえられたはずの還付金が支払われている」と連絡がありました。
税務署が調べたところ、所得税の確定申告をした人が、税金の還付金を自治体に差し押さえられていたにもかかわらず、そのまま支払われていました。
税務署によりますと、担当の3人の職員が、還付金の支払先を、「個人」から「自治体」に変更していなかったことが原因だったということで、全体では、▼南魚沼市が22人で91万円、▼魚沼市が8人で25万円、▼湯沢町が14人で22万円の44人ぶん、あわせて138万円に達していました。税務署では、全員に返金を求めて、それぞれの自治体に支払うことにしています。
小千谷税務署の五十嵐署長は、「ご迷惑をおかけし、深くおわびします。今後、事務処理を徹底するとともに信頼確保に努めたい」と陳謝しました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034124851.html?t=1366733013193