息子と偽って、高齢者から金を騙し取る「オレオレ詐欺」を未然に防いだとして三条市の郵便局に警察から感謝状が贈られました。
17日は、三条警察署で、小林國夫署長から三条石上郵便局の木村啓一局長など社員3人に感謝状
が手渡されました。木村局長たちは、先週、60代の男性が多額の預金を引き出そうとした際に、詐欺の可能性があると気づいて警察に通報し、被害を未然に防いだということです。
男性は息子を名乗る男から「かぜを引いて声がかわった。女性とトラブルになり100万円が必要になった」という電話を受け、現金を引き出そうとしていたということです。窓口で男性に対応した角田有紀さんは「詐欺の被害を防ぐため多額の預金を引き出す人には用途を詳しく聞くようにしていました。これからもお客様が被害に合わないよう対応にあたりたい」と話していました。
三条警察署の小林署長は「金融機関は振り込め詐欺の被害を防止する最後の砦です。今後も連携して被害の未然防止と検挙を徹底していきたい」と話していました。
新潟県警察本部によりますと、ことしに入ってから15日までに
「オレオレ詐欺」が相次いでいて被害総額は1億1850万円に上っているということで、警察は警戒を強めています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033921111.html?t=1366221738494