不妊治療患者の半数以上が、治療費に総額100万円以上をかけていることが、NPO法人「Fine」(東京都江東区、松本亜樹子理事長)がまとめた調査でわかった。
調査は昨年12月から今年3月にかけて、インターネットで実施、不妊治療経験者と治療中の患者計1993人から回答を得た。
これまで100万円以上の治療費がかかった人は55%で、3年前の前回調査(47%)より増えた。「経済的な負担を理由に、高額な治療に進むことをちゅうちょ、延期したことはあるか」との問いに、「非常にある」「ややある」と答えた人は81%に上り、「消費者金融からお金を借りている」という声もあった。
4人に1人が治療のことを職場の誰にも話しておらず、「派遣の契約に響く」「不妊への偏見が強い」などが理由だった。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130412-567-OYT1T00824.html