8日早朝、五泉市で強風で吹き飛ばされた住宅の車庫のトタン屋根が電線に引っかかり電柱が折れる被害が出ました。県内では強い風が続く見込みで、気象台は、佐渡市に暴風警報を出して警戒を呼びかけています。
警察によりますと、8日午前4時半ごろ、五泉市石曽根の県道で、コンクリート製の電柱1本が根本から折れて倒れているのが見つかりました。
電柱は高さが5メートルあり、道路側に倒れていましたが、けが人はいませんでした。
折れた電柱の電線には、近くの住宅の車庫のトタン屋根がひっかかっていて、警察では、強風で吹き飛ばされたトタン屋根が電線にひっかかった影響で電柱が折れたものと見ています。
新潟県のまとめによりますと、強風の影響でこれまでに県内で少なくともあわせて52棟の住宅などでガラスが割れたり、屋根が飛ばされたりする被害が確認されています。
また、NHKのまとめで、強風にあおられてお年寄りが転倒するなど、あわせて3人がけがをしています。
新潟県内に出されていた暴風警報は8日午前3時すぎに一度すべて解除されましたが、その後もところによっては最大瞬間風速が20メートル前後の強い風が観測されています。
夕方までは、県内全域で▼最大風速18メートル▼最大瞬間風速が30メートルに達し、風の強い状態が続くと予想され、新潟地方気象台は午前10時29分に再び佐渡市に暴風警報を出して警戒を呼びかけています。
また、海上は夕方にかけて波が6メートルに達し、大しけの状態が続く見込みで、気象台は、佐渡市と下越の一部に波浪警報を出して高波に引き続き警戒するよう呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033747981.html?t=1365412954953