原発事故のあと福島県の家族と離れて、新潟県内で自主的に避難生活を続ける人たちを支援しようと、県は今年度も引き続き、高速バスや高速道路の利用料金を補助することにしています。
対象となるのは、原発事故のあと福島県で暮らす家族と離れて、新潟県内で自主的に避難生活を続ける、高校生以下の子どもがいる世帯です。
期間は来年3月末までを予定していて、▼高速バスは新潟と福島の郡山駅を結ぶ便の運賃を1週間あたり1往復分を、▼福島県から家族が避難先を訪れる際にかかった高速道路の料金については1ヶ月あたり1往復分をそれぞれ支給するということです。
高速道路料金については、国土交通省が自主避難者への支援を再開することからそれまでの期間、県が独自に支援するということです。県内には震災から2年あまりたった今も福島県からおよそ5500人が避難していて、このうち半数は避難区域に指定されている地域以外から、自主的に避難している人たちです。
県によりますと、交通費の補助を始めてからこれまでにあわせて84人がのべ580往復分利用しているということです。
新潟県広域支援対策課は「離れて暮らす家族と会う回数が減ることがないように、引き続き支援していきたい」としています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033546971.html?t=1364920438306