相手の才能を伸ばすには「資質」ではなく「プロセス」を評価しよう(おとなもこどもも)
素晴らしい、クリエイティブなことをやった人に対して我々は「すごい才能だね!」と言いがちです。褒めているので良いだろうと思われていますが、この言葉によって数々の問題が起きています。
何事もその人自身の資質ではなく、行為・プロセスのおかげだと考えるべきだと心理学者のCarol Dweck氏は言っています。
賞賛であれ、批判であれ、才能ではなくプロセスを評価するようにしましょう。どんなに素晴らしい成功であっても、「あなたは天才だ! 本当に素晴らしい才能の持ち主だ!」とは言わないでください。勘違いが生まれる恐れがあります。聞いた相手は「努力すること」や「ミスをおかすこと」を避けるようになり、何かを創造したり発明したりできなくなってしまいます。
これは、ネガティブな意見や批判をする場合も一緒です。プロセスを評価すれば次に成功するためには何ができるか、自分の悪かった部分を分析できるようになります。
常にプロセスについて言及していると、才能は変えることができない資質ではない、懸命な努力で成功することができるのだと、考えるようになります。失敗を恐れる気持ちが無くなり、才能を得るための努力を惜しまなくなるのです。
これは、子どもはもちろん、大人にだって効果的なやり方です。小さな子どもに好きなようにものづくりをさせると、時々驚くようなものを仕上げて感動させられることがあります。失敗を恐れず、自意識がまだ芽生えていないからです。
固定観念にとらわれないようにしてクリエイティブな発想をどんどん広げれば、すばらしい才能を開花させる日もそう遠くはないかもしれません。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/bizskills/lifehacker_30515.html