長崎市のグループホームの火事を受けて、新潟市消防局が市内すべての介護施設などで、緊急の立ち入り検査を行った結果、スプリンクラーや火災報知器を設置していなかった施設はなかったものの、定期的な消防訓練を行っていないなど全体の2割近くの施設が消防法に違反していたことがわかりました。
2月、長崎市のグループホームの火事で入居者など5人が死亡したほか、新潟市西区でも、障害者が共同で生活するグループホームで火事があり、1人が死亡しました。これを受けて、新潟市消防局では、2月、市内518のすべての介護施設と福祉施設で緊急の立ち入り検査を行いました。
その結果、スプリンクラーや火災報知器など消防用設備を設置していなかった施設はなかったものの、全体の2割近い84の施設が、消防法に違反していたことがわかりました。
具体的には、▼カーテンやじゅうたんなどに燃えにくい素材を使っていなかった施設が42。
▼消火器などの防火設備の点検結果を報告していなかった施設が26。
さらに、▼定期的な消防訓練を行っていなかった施設が16などとなっています。
新潟市消防局では、違反のあった事業者に対しては速やかに是正を求めたいとしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033477441.html?t=1364416528208