田上町湯川のイタリアンジェラート店「ソリッソ」はこのほど、新潟名産の和菓子「笹団子(ささだんご)」の味と形を模した「笹団子ジェラート」の販売を始めた。発案者の同店マネジャー、阿部マヤ子さん(40)は「新潟の新名物になれば」と期待する。
同店は11年3月オープンのジェラート専門店。県産牛乳と地元食材を使ったジェラートを手作りして、販売している。
笹団子ジェラートは阿部さんが「新名物を自分の手で手がけたい」と昨年秋から開発を始めた。笹団子は新潟みやげとして人気があることや、同店で販売していたよもぎ味のジェラートが好評だったことなどから、笹団子をジェラートにすることを決めた。
自家製の粒あんをよもぎ味のジェラートで包み、モチモチ感が出るようにと薄い餅で全体をコーティング。見た目と香りを似せるため、笹の葉でくるんだ。笹の葉の包み方も笹団子の専門店から教えてもらい、忠実に再現した。
ジェラートは溶けやすいため、凍らない程度に冷やしてから笹の葉で包むなど、開発は試行錯誤の連続だった。食べやすいように木製の棒を付けるなど工夫もした。
今月3日に発売。見た目の珍しさが注目を集め、一日30個ほど売れているという。販路を広げており、新潟空港の売店でも4月中旬ごろから販売する予定だ。
価格は1個300円。全国発送もしている。11月末までは無休で営業する。営業時間は午前10時~午後5時。問い合わせは同店(0256・57・5800)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000040-mailo-l15