文部科学省が、全国の小中学生を対象に体力や運動能力を調べたところ、県内では、ほぼ全ての種目で、全国平均を上回ったもののピークだった昭和60年度と比べると依然として低い水準にあることがわかりました。
調査は、文部科学省が、去年4月から7月にかけて、全国から抽出した小学5年生と中学2年生のあわせて42万人あまりを対象に50メートル走や握力など8つの種目で行われました。県内からは、あわせておよそ1万1千人が参加し、ほぼ全ての種目で全国平均を上回った結果、小学5年生が男女とも全国で4位、中学2年生は男子が2位、女子が6位と、全国では上位でした。しかし、子どもの体力がピークだった昭和60年度の全国平均と比べると、50メートル走は、小学5年生の男子の平均が当時は、9秒05だったのに対し、今回は9秒39。女子も、9秒34だったのに対し9秒56と、いずれも下回りました。
中学2年生の男子は、7秒90に対し7秒87と逆にやや速くなったものの、女子は8秒57に対し8秒78となり、比較が可能なほぼすべての種目で昭和60年度
を下回っていました。県教育委員会は、「県内では、体力向上のためすべての小中学校が縄跳び大会や雪合戦など独自の運動を行っている。今後も、そうした取り組みを充実させたい」としています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033379921.html?t=1364221288652