小千谷市は、大規模な災害が起きた際に、東京・杉並区や福島県南相馬市など全国の自治体と相互に支援し合う条例を設けました。
小千谷市は、おととしの東日本大震災で、災害時の支援協定を結んでいた杉並区の呼びかけに応えて、福島県南相馬市への支援を行いました。小千谷市では、この時の経験から、大規模な災害が起きた際には、広域的な支援が必要になるとして杉並区などとともに自治体間で相互に支援し合う条例を設けました。
条例は、小千谷市、杉並区、福島県南相馬市、北海道の名寄市、それに、群馬県東吾妻町のあわせて5つの自治体で、災害が起きた際には、国や県などの要請を待たずに、それぞれが速やかに支援に取りかかれるようあらかじめ、支援の内容や費用負担の根拠などが示されています。また、これらの自治体が、それぞれ個別に協定を結んでいるほかの自治体に対しても、支援の対象として連携することができるということです。
小千谷市は、「都道府県を越えるような支援は時間がかかるが、あらかじめ支援の枠組みを明確にしておくことで、迅速な対応が取れる」と説明しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033349021.html