内閣府は16日、「がん対策に関する世論調査」結果を発表した。がん検診を受けない理由(複数回答)は、「時間がない」(47.4%)が最も多く、「がんと分かるのが怖い」(36.2%)が続いた。厚生労働省の統計では、受診率は依然として2~3割にとどまっており、同省は「調査結果を踏まえ、実態に即した対策を検討していく」としている。
調査は1月17日から同27日まで全国の成人男女3000人を対象に個別面接方式で実施した。有効回収率は62.8%だった。
がん検診を受けない理由は、ほかに「経済的に負担」(35.4%)、「健康に自信がある」(34.5%)など。がん検診を「受ける時間がない」と答えた人を世代別に見ると、20代では68.0%に上った。
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